2016/07/13

他校から台湾大学へ編入する場合の入学方法/台湾大学卒業に中国語は必須?


今回もask.fmの回答です。台湾以外の国の大学から台湾大学への編入方法についてと、

台湾大学を卒業するには中国語は必須か?」という質問です。



質問はこちら

初めまして、興味があります。現在アメリカの2年制大学に在学中で、台湾の大学にここから編入したいのですが、アメリカからの学生はいますか?また、出願の時大学側は高校の成績など気にしますか?英語は問題ありません。英語だけの授業もあるようですが、中国語はゼロからだと流石に厳しいでしょうか。質問ばかりすみません。よろしくお願いします。

質問ありがとうございます。回答が遅くなってしまったので、この記事を目にしてくださるか不安ですが、こちらの記事にて回答します。

他国の大学から台湾大学に編入する場合の申請方法について


國際事務處に問い合わせた結果、外国人の入学は一律、3月に申請、9月入学のみだそうです。なので新入生、編入生を問わず、台湾大学への入学申請は毎年1月から3月の國際事務處からオンラインでの申請のみになります。

編入生の場合、元の大学でいくつかの単位を取得されていると思います。取得した単位は台湾大学へ入学後「學分抵免審查」(単位の変換のような手続き)をすると、台湾大学の卒業単位として認められることがあります。


「學分抵免審查」の手続き方法


學分抵免審查」はMyNTUからアクセスできます。
抵免申請は年中可能ではなく、学期が始まる一定期間のみなので注意が必要です。
必要なものは元の学校の成績表で、これを入学する学科へ郵送します。

「學分抵免審查」の注意事項


私自身は「學分抵免審查」を行ったことがないのでネット上の情報と、同級生の又聞きになりますが、いくつか注意事項があり、なかなか全ての単位を台湾大学の卒業単位として認められるのは難しいような感じです。


  1. 台湾大学の大学部の単位取得の基準は60点(C-)以上。そのため元の大学の基準が異なる場合(例えば50点でpassという条件だった場合)、台湾大学の単位として変換はできないようです。
  2. 特に必修科目の変換は難しいと同級生は言っていました。同じタイトルのクラス(「政治学」「文化人類学」)でも、シラバスを比較した際に内容が大きく異なる場合などがあるので、その辺りは学科の判断になるようです。友人は結局一般教養の単位くらいしか変換できなかったと言っていました。
  3. 元の大学の卒業単位と、台湾大学の任意の学科の卒業単位との差が大きい場合、既に取得した単位の変換が思うように進まない場合があるという心の準備が必要かもしれません…。


以上のことを踏まえると、台湾大学の学科を選ぶ際には卒業に必要な単位の種類をしっかり確認しておく必要があります。

アメリカの場合、コミカレに2年通った後に四年制大学に編入する場合、多くが三年生からのスタートになると思いますが、台湾大学に編入する場合、どれだけうまく単位を変換できるかによって、卒業までにかかる時間が変わってくるというようなイメージを持っておくといいかもしれません。ちょっと知り合いにアメリカのコミカレから編入してきたという知り合いもいないので、私も大まかな話しかできないので申し訳ないのですが…。

入学前に学科の必須科目などの調べ方は、以前の記事を参考にしてください。

過去記事:
【台湾大学入学】希望学科を決める際に各学科の必修科目を調べる方法

入学申請時に高校の成績は重視されるか?


これに関しては、各学科の募集要項を確認してください。私も四年前人類学系に申請した際には高校の成績表を提出しました。どの程度選考の際に重視されたかはわかりませんが、選考基準の一つではありました。選考は高校の成績だけではなく、中国語・英語能力証明、自伝、学習計画などから総合的に審査されますので、高校の成績で全てが決まるわけではないと思います。


台湾大学本科留学では中国語は必須か?

もう一つの質問ですが、結論から言うと、中国語ができないと卒業できません。

入学の際には各学科ごとに要求される中国語レベルは異なります。中国語能力証明なしでも入学可能な学科もあります。

ですが、英語だけで台湾大学を卒業するのはほぼ不可能だと思います。この統計資料を見てみてください。

臺灣大學2015年統計年報
61. 英語修課課程數量(英語で開講しているクラスの数)WORDファイル

この統計資料によると、台湾大学の英語で開講しているクラスは2015年度の資料では全体のわずか5.9%だという結果が出ています。これでは必修から選択科目、一般教養と全て英語のものを選ぶということが不可能に近いということがわかると思います。

具体的にどんなクラスが英語で開講しているか調べるには、こちらの課程大綱−英語修課の項目を見てみてください。正直ほとんどない、という感想です。

そしてなにより、全学生の必修に「國文」という中国語のクラスがありますので、これを避けることはできません。

もし現在中国語ゼロから台湾大学を目指すならば、まずは希望の学科の募集要項を調べ、どのレベルの中国語能力が必要なのかを確認して、そのレベルを目指すことを目標にして頑張ってください。

卒業までにはいくつも中国語で開講しているクラスを履修しないといけないので、学科の科目以外にも中国語の勉強を同時に行う必要があります。これは入学時の中国語能力がどうあれ、全ての留学生が感じることですが、やはり中国語能力はどれだけあっても足りません。

過去記事:
華語文能力測驗のレベルが入学基準を満たしていても、授業についていける保証がされたわけではない


最後に

台湾大学は台湾のトップの大学と言われていますが、内部の国際化はまだまだ発展途中です。上で紹介した統計資料の通り、ほとんどの授業は中国語で行われています。

その反面、台湾国内の翻訳書の数量・質の不足から、教科書は英語のものを使う場合が多いです。

なので台湾大学を卒業する為には中国語と英語のどちらも必要となります。どの程度英語の資料を読むかは学科によって差がありますが、人類学系では半分以上が英語の教科書でした。

この記事が台湾大学への進学を考えている方の参考になれば幸いです。ほかにも質問がありましたら、ぜひコメント欄やask.fmから質問してください。





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